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| 検査B−PSA測定 |
前立腺ガンの早期発見に役立つのが腫瘍マーカーです。前立腺特異抗原(PSA)は腫瘍マーカーのなかでもその精度が一番高いものです。
PSAは前立腺に特異的に存在する分子量3万4000の単鎖の糖タンパク質です。普段は前立腺液として分泌されますが、一部は血中に流れ出します。この血中濃度がPSA値といわれるもので、ナノグラム(ng)/ミリリットル(ml)という計算式で測定されます。
ガンになるとPSAは急激に高くなりますl。また、ガンの病気が進むにしたがってPSA値も上昇していきます。
現在PSA検査によって、前立腺ガンは80〜90パーセント発見できるとされています。この発見率は驚異的な数字で、他の部位のガンではこれほどの発見率がある腫瘍マーカーは見当たりません。PSAはすべての腫瘍マーカーの中でも、最も優れたものといえそうです。
しかし、PSA値は前立腺肥大症や前立腺炎などの疾患でも上昇します。また、前立腺への刺激によっても上昇しますから、射精や直腸診、前立腺マッサージなどでも上昇します。したがってPSA測定のための採血は、他の検査の前に行わなければなりません。
PSA値については次のような大まかな目安値が設定されています。
| 4ng/ml 以下 |
陰性、ガンの可能性=数パーセント |
| 4.1ng/ml〜10ng/ml |
擬陽性、ガンの可能性10〜30パーセント |
| 10.1ng/ml 以上 |
陽性、ガンの可能性50パーセント以上 |
PSA検査で陽性か擬陽性を示した場合は超音波検査や直腸診などの2時検査を受けます。さらにそこで陽性だった場合、生検に進みます。
PSA測定は採血だけで手軽に検査できますから、集団検診などのスクリーニングに採用されることが多くなってきました。このことは早期発見のための大きな進歩です。
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