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| 唾液の中の善玉菌 |
唾液の中の細菌数は1ミリリットルあたり数億個ですが、その多くは糖質を発酵してよいにおいがする乳酸を主に生産する、いわゆる「善玉菌」です。
歯垢の中には、唾液の1000倍もの細菌が存在しています。細菌を増殖しやすい環境におくと、細胞分裂をくり返して一晩に数百万倍に増加します。
しかし、口の中の細菌が際限なく増殖することはありません。唾液の自浄作用により、唾液を飲み込むことによって細菌が胃の中に転落していくからです。
こうして昼間の覚醒時には、一定の時間が来ると細菌を含んだ唾液を飲み込むので、細菌のバランスが保たれ、歯をみがかなくても細菌数は唾液1ミリリットルあたり数億個程度で安定しています。(就寝中は唾液分泌が停止しますから、口の中の細菌はどんどん増殖していきます)
また、唾液には自浄作用だけではなく、抗菌因子による生物化学的な作用もあります。
つまり唾液は天然のうがい薬なのです。
唾液の中には、免疫グロブリンのほか、殺菌成分としてリゾチーム、ペルオキシダーゼがあり、抗真菌作用をもつペプチド、こうHIV効果をもつペプチドも含まれています。
唾液の物理的作用、生物化学的作用の総合作用で、口の中の「善玉菌」はほどよく増殖します。
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